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Staff Blog

theoryandpath
2023.11.30

掃除をしよう!「割れ窓理論」を考える

掃除って大事ですよね。
すごくすごく億劫だけど、とても大事です。

単純に身の回りを綺麗にすることで、物を失くしにくくなったり、清潔に保つことが出来る利点もあります。
そんな中、今回テーマにしたいのは「割れ窓理論」です。

今回はそれを、少し身近な例に例えてお話ししていきます。
最後までどうぞよろしくお願いします!

割れ窓理論とは?

まず割れ窓理論とは、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが提唱した理論で、一枚の割れている窓ガラスを放置することで、その町全体の治安が悪化するというものです。

破損した建物が放置されていると「ここは人が関心を寄せない場所だ」というサインになると言います。
そうするとそこに暮らす住民のモラルが下がり、人々が「地域をより良くしよう」と思わなくなっていくことで、犯罪そのものが増え治安が悪化していきます。

実際にニューヨークのとある町で行われた実験では、割れた窓の修理や落書きなどの取締りを行ったことで、犯罪が大幅に減少するという結果が出たそうです。

個人的にも、綺麗なところと汚いところでは、その後自分が汚した時の罪悪感が違うのでは?と思います。
例えば元から掃除が行き届いている歩道は汚れにくくなるのかな、とか。

包装紙の端っこが一か所破れてしまったら残りはどうでも良くなる感じとか…いやこれは少し違うかな?

「自分一人くらい良いだろう」という意識をやめよう、というのは学生の頃折に触れ聞かされていましたが、割れ窓と治安の関係も同じなのかもしれません。

街も家も、綺麗に越したことはありません。

掃除に対して思うこと

私は、会社が入っているビルの手洗い場に水が飛び散っていたら、ついペーパータオルで拭き掃除をしてしまいます。
家の洗面台台所周りの水滴も拭き取りがちです。

これだけ聞くと綺麗好きのように思えるかもしれませんが、実際は掃除は物凄く苦手。
ですが、蓄積する汚れがどうにも嫌で、さらには蓄積した汚れを掃除するのがもっと嫌だと感じています。

塵も積もれば山となる。どうせなら積もる前にちょっとだけ綺麗にしておこう、というのが習慣化しているみたいです。
これは我ながら良い傾向だと思っています。

それをもっと広範囲に出来れば私の家はどんどん綺麗になるんだろうな、と思いながら雑多な部屋を毎日眺めていますが。意識はある割に決して整頓されているわけではない…不思議…。

水垢って放っておくと頑固でなかなか取れないんです。

毎回違うところを掃除すると良い、というのも聞いたことがあります。
今日は台所のシンクを10分掃除する。明日は廊下の床を5分掃き掃除する。といった風に、短時間で済む掃除を細かく区切って行うと、家全体が汚れにくくなるそうです。

これは今からでも実践したいところ。頑張ります。

「綺麗/汚い」は汚れや破損に限らない

我が家のには、他の本が積み重なった場所に集まっていく性質があります。

…いえ、嘘です。住民が同じ場所に本を積んでいるだけでした。

なんとなく読み終わった本を置いた場所に、次の一冊を置いてしまう。そこはCDラックの空きスペースなのに。
読みかけの本を(なぜか二冊)重ねて棚の端っこに乗せる。なんとなくそこが「読みかけの本置き場」になってしまう。

そんなことの繰り返しで、本が本棚に収まらない状況が完成していきます。
これは良くない。

ひとまず最近は、作家ごとにまとめるか、その本の所持者でまとめるかしています。
私の本はここ!母の本はあっち!といった具合です。

分類がしっかりしていれば、目的の本を探して家じゅうをうろつくことも無くなるはず。

あと整理出来るとすれば古本屋の買取ですかね。
綺麗な家までの道のりは長いです。

本を買わない、という選択肢は今のところありませんね…

割れ窓理論から何を学ぼう?

街の治安が悪くなることはもちろん大きな問題です。

しかしこの理論では、治安悪化そのものよりも、小さな悪いことが大きな悪いことへ芋蔓式に繋がっていくというのが、より核心をついた問題点なんだと思います。
バタフライエフェクトにも近いかもしれません。

冒頭でも述べた通り、自分一人くらい良いだろう。既に汚れているから自分も汚して良いだろう。という考え方は物事を悪化させる第一歩になりかねません。
自分の頭の中にこの考え方が入っていれば、いざと言うときに悪化の第一歩を阻止できるかもしれない、とさえ思いました。

そして、意識して自分の身の回りを綺麗にすることは出来ても、人の無意識を変えることはとても難しいです。自分が変えられるほんの少しの意識で、誰かの無意識に訴えかけられたら、物事は大きく変わるのではないでしょうか。

「自分以外の誰か」を意識する重要性ですね

さいごに

今辺りを見渡しても、流石に割れた窓は見当たりません。
ですが前述の通り些細な改善点はあちらこちらに見受けられます。

今回は掃除に例えていきましたが、少しでも「どうにかした方が良いかも」と思ったことは放置しないことを癖付けていきたいです。

これは一つの推測ですが、普段仕事をする職場綺麗に保つと、それだけで集中力が上がると思います。在宅の人はご自宅で!
何事においても環境は大事ですからね。

私も、まずは頑張らずにできる掃除から心がけてやってみたいと思いました!

最後までご覧いただきありがとうございます。
それではまた~。

Author
東谷 アズマヤ
好きなものには実直に!気になるものには一直線!色んな知識や発見を食べて成長することに毎日命を燃やしています。それぞれの持つ「色」をそのままに、クロコで働く楽しさをお伝えします。