【熱の数だけ】プレスリリースと私【想いは届く】
こんにちは、クロコの木村です。
みなさんプレスリリースを書く際、どんなところにポイントを置いていますか?毎時毎時、新しいプレスリリースが発行されていく中で自分の書いた文章を読んでもらうには「想いの熱量」ってとても大事だと日々感じています。
今回は私が個人的にプレスリリースを書く際「想いの熱量」を注いでいる熱ポイント4つに焦点をあて、実際に発行した「今日のシフト」というシフト管理アプリのプレスリリースをなぞりながらご紹介いたします!技法とか文法とかに関しては他にももっと参考となるページや本があると思いますので、心構え的なところでどこか一部でも参考になれば幸いです。
「今日のシフト」プレスリリースの概要

(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000085860.html)より引用
大型の商業施設・ショッピングモールなどに入っている店舗で発生し多大な損失を生む「開店事故」に焦点を当て開発されたシフト管理アプリ「今日のシフト」のプレスリリースです。
アプリのリリースから2年を記念して初回登録から1ヶ月間の利用料が無料になるサービスを開始することを発表しました。
プレスリリースを発行した1番の目的は、このシフト管理アプリ「今日のシフト」を必要とする想定ユーザーへ情報を届ける為、想定ユーザーの抱える課題のひとつである「開店事故」というワードでのSEO施策の一環として実施しました。
もちろんタイトルに入っているように「キャンペーンの周知」も兼ねてはいましたが、あくまで「届けるべき人へ届ける」仕組みづくりがメインです。
【熱ポイント①】導入部で「社会との繋がり」をつくる
本文の導入部にまず「開店事故とは?」と主題となる問題への解説を掲載しています!
いま社会の中でどういった「困りごと」が起きていて、その困りごとの「根本にある課題」はどんなもので、その根本の課題に対し弊社は「どういうアプローチを行うのか」というストーリーを掲載し、読み手が知らなかった”社会の現状でたしかに起きている課題”との初めての接点をつくっています。
原因や解決策を掲載することで、読み手にその課題とプロダクトに関する理解・関心を深めてもらえるような構成を狙っています。

【熱ポイント②】信頼を生むため「認識の相違」を排除する
プロダクトに対し「こんな方におすすめ」と題しセグメントを切った記載をしています。
正直言ってしまうとシフト管理アプリに関して「今日のシフト」よりはるかに高性能で実用的なものはこの世にたくさん生み出されています。ですが、そこを隠して自分たちにとって都合のいい情報ばかり掲載しても現実との差が生まれるばかりですよね…
あくまでこの「今日のシフト」は万人が有効的に活用できるプロダクトではなく、ニッチな「困りごと」の解決に寄り添って開発されています。その訴求ポイントを的確に伝えるためにあえて読み手側のニーズを絞るような記載を加えています。
これにより読み手側との認識の相違が生まれにくくなり、結果的に情報の信頼へと繋がっていくと感じます。

【熱ポイント③】想定ユーザーの「感情」を想像する
概要でもお話しした通り、今回のプレスリリースは「開店事故」というワードでのSEO施策の一環として発行しています。
これまで「開店事故」というワードで検索をすると”罰金・お詫び・クビ・謝罪”など「起こってしまった後の対処」についての記載が占めていました。その背景から読み取るに「開店事故」というワードで検索する人はその課題に直面している状況で不安な中調べているケースがほとんどに感じます。
その中で「改善・予防策」として今日のシフトのリリースページが検索上位に位置することで想定ユーザーに安心を提供したい!という気持ちも込めていました。全体的に、想定ユーザーの「喜怒哀楽」を想像した上で、プロダクトがその感情にもたらす影響を加味した文章づくりを意識しています。
【熱ポイント④】開発側の「想い」を届ける
「今日のシフト」の開発に関わった全ての人が念頭に置いて取り組んでいた「簡単・シンプル・使いやすい」に焦点を置き、その3つのポイントがより読み手に伝わるようプロダクトの解説をイラストを用いて掲載しました。
プロダクトの魅力を知ってほしい!と考えるとどうしても長くなってしまいがちな解説部分ですが、それはもう想いの一方通行でしかなくて、あくまで読み手を想うことが大事に思います。開発側の意図や訴求ポイントを読み手側にストレスなく簡潔明瞭に伝わるように構成内の「文言の粒度」を意識的に変えていました。
さら~っとページを見たときに視覚から入る情報を”形”から”文章”に誘導していくよう「イラスト⇒キャプション⇒見出し⇒解説」の順で文言の粒度(抽象的⇔具象的)を調整し、読み手に寄り添うことに注力して作成しています。

さいごに
以上、私が個人的にプレスリリースを作成する際に心掛けている熱ポイント4つでした!主に読み手の現状やこのプレスリリースが与える影響など「徹底的に相手を想う」ことに注力した内容ばかりです。
プレスリリースはいまや報道機関・メディア向けの資料としてだけではなく、そのままSNSでシェアされたりとニュース記事としてたくさんの方に見てもらえるコンテンツとなりました。そんな今だからこそ、コミュニケーションの原点に立ち返りこのプレスリリースの先にいる読み手を想うことってとても大事なことだと強く感じます。
今回紹介しました「今日のシフト」のプレスリリースは、現在「開店事故」の検索結果にて上位に位置しています。「届けるべき人へ届ける」手段のひとつとして掲げていたSEO施策に関してもプレスリリースは多大な影響をもたらしてくれました。
まだまだペーペーな私ではありますが、今後も想いの熱量を届けられるようプレスリリースと仲良くしていきたいと思います!
最後までご拝読いただきありがとうございます。またの更新をお楽しみに!