【青森】ねぶた祭りに行ってきました

こんにちは、クロコの森です。
今回は8月3日(日)にねぶた祭りに行ってきたことを書きたいと思います。
一体感がスゴい
まず、ねぶた祭りの会場です。

この交通規制された公道にくまなくスタンバイしたねぶたが、19時10分の号令とともに一気に練り歩きます。
ねぶたとハネト(ねぶたの周りで踊り歩く方)と観覧者が一気に湧くわけです。1日で数十万人は来場しているとのこと。
数十万人が同じ場所にいて、待ちに待って同じ目的をもって歓喜する場所なんでそうそうありません。

昔行った日本ダービー(府中競馬場)の時、スタート直前のファンファーレで始まる、会場一体の歓声を思い出します。もちろんそれよりずっと規模は大きいです。青森の街全体が地鳴りする感じです。
私は沿道で見てるだけですけど、この19時10分の号令の瞬間、体に衝撃が走るんですね。
なぜか涙が出ます。
ねぶたが煽りきてくれます

その迫力たるやディズニーシーのインディージョーンズのでかい岩を避けるところのよう肝を冷やす感覚すらあります。
ねぶたが通る度、自分のところに来て来て!と期待をもってしまいます。

また、ねぶたを目一杯走らせて、お客さんの前で寸止めし、持ちこたえている職人さん達 の一生懸命さに胸を打たれます。

例えるなら、昔、教科書でみた古代労働者のイメージに近いです。
そのくらい必死なのです。祭りの影の立役者です。
お土産の売り子さん
ねぶた行脚がはじまると、若い子たちが鈴やタオルといったお土産品を売って回ります。
都市部ではみられない歩きながらでの物売りというのは、雑多な東南アジアっぽくって好きです。
高校生が多く、アルバイトの募集も出てるようでした。

売り子さんは男女どちらもいたので、この仕事きっかけで出会った人と付き合ったりしたりしたなんて話あるの?ときいてみたところ、そういう子もいるとのことでした。
….とても甘酸っぱい気持ちを思い出しました。地域発展の一番重要なところです。
最終日がオススメ
今年は週末の中日にいったのですが、ねぶた祭りが可能であれば最終日がオススメです。
最終日のみ青森港に海上ねぶたとともに打ち上げ花火が打ち上がりフィナーレを飾ります。
3年前、最終日にいったときは、イベントスケジュールに「酒飲み打ち上げ」とあり、参加者と観覧者別け隔てなく、乾杯していました。
写真がなく残念なので、次回はまた最終日に行きたいです。
社会の常識より祭りは強い
ねぶたのような真剣な祭りのパワーを感じますと、家族や地域というものが国家や法律より大きいものなんだなというのを感じます。
そこには少しハメを外している方もいます。注意するのが野暮という雰囲気があります。
日本の祭りの中には非常に危険なものもあり、事故のニュースを見るたび、なぜこんな危ないことを続けているのだろう??と子供の頃は思っていました。
しかし、実際に祭りを体感すると、リスクがあっても決められた時期に伝統行事を行うことが、その地域の発展にとって重要なことなんだなと実感します。
日常生活にはない、獣のように祭りを盛り上げる人のパワーに、活きる力を貰えます。
青森のお惣菜
最後に、青森と沖縄は似ている気がします。日本の南と北なのに。
私は他県にいったときその土地のスーパーの惣菜を買って食べます。
それが本当の地元フードだからです。
で、青森のスーパーで売ってたお惣菜がこちらです。

味はいなりにそーめんを入れた感じでした。うまい。そーめんがのびてて優しい食感。


スパムは沖縄で日常的に食べられているランチミートです。

青森は半島なため、気候が島気候っぽいのが理由かなと思いました。
宿泊状況
祭り期間中ホテルは取りづらいですが、取れなくはないです。
今年も前日までルートインやアパホテルの空室がでていました。
ただ、これら数千円のビジネスホテルが2万円程度といった価格感です。
アウトドアが好きな方はテントを積んでキャンプもいいと思います。
キャンプ場はすぐ取れます。夜遅くまで営業しているスーパー銭湯も多いです。

今回は以上です。
青森はねぶた祭り以外にも見るべきところはたくさんあります。
特に半島という地形からくる特異な自然環境は素晴らしいものがあります。
青森は東北北端で行きづらいところもありますが、ぜひ足を向けてみてください。
後悔はしないです。
お読みいただきありがとうございました。