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Staff Blog

theoryandpath
2021.05.20

マフィア映画に浸りたい

ご無沙汰してます、東谷です。

すっかり冬が終わり、あっという間に春が来て、もうそこまで夏がやって来た気配がします。

夏の気配!

なかなか外に遊びに行ける時勢ではありませんが、そんな時だからこそおうちで楽しむのにもってこいな趣味があります。

ということで、今回は映画鑑賞にまつわるお話をしていきましょう。

映画館に行った回数は実はそれほど多くありません。
私の映画鑑賞はもっぱら「おうち映画」です。
好きな食べ物や飲み物を用意してゆったりDVDを見るのが至福。

時代物やミステリー、アクション豊富な戦闘シーンや思わず笑ってしまうコメディまで、心に残る映画はこれまでたくさんありました。
あれもこれもご紹介したいところですが、早々に紙面が尽きてしまいそうなので、今回はひとつに絞りたいと思います。

『ゴッドファーザー』

この作品のファンは世界中にいるでしょう。しっかり観てはいないけれどタイトルだけなら知っている、という方も大勢いると思います。

また、映画の挿入歌として使用されている『愛のテーマ』も有名です。昔はなぜか暴走族の走行中に流されていましたよね。

原作はマリオ・プーゾの同名小説。舞台はアメリカで、シチリアマフィアの勢力争いによる抗争や、ファミリーの家族模様を描いた作品です。
三部作全てのDVDを持っているのですが、展開が分かっていても観るたびにハラハラしてしまいます。

The Godfather PartⅠ~Ⅲ

映画との出会い

私がゴッドファーザーに出会うきっかけとなったのは、なんとNHKの料理番組でした。
グレーテルのかまど」という番組で取り上げられていた「ゴッドファーザーのカンノーリ」。

ゴッドファーザーのカンノーリ
https://www.nhk.or.jp/kamado/recipe/29.html

NHK グレーテルのかまど公式HP(https://www4.nhk.or.jp/kamado/)より引用

カンノーリは映画のPart1で、裏切り者を始末(!)する際に出てくるお菓子です。
Leave the gun. Take the cannoli.(銃は置いていけ。カンノーリを取ってくれ)」というセリフが有名ですね。

ちなみに字幕では「ケーキ」と表記されていました。カンノーリはPart3でも、重要なアイテムとして登場します。

ザックリとした生地にリコッタチーズのクリームと砂糖漬けのフルーツやチョコレート。めちゃくちゃ美味しそうですよね?

なんと仙台でも食べられるお店があるんです!

五橋にある「SAVOI」というイタリアのお菓子屋さんで、「カンノーロ」という名前で作っていらっしゃいます。

pasticceria SAVOI公式HPはこちら
http://www.savoi.jp/index.html

イタリア菓子 サヴォイ

ちなみに「カンノーリ」はイタリア語で「cannoli」と書き、複数形を表します。単数形では「cannolo(カンノーロ)」。

SAVOIさんのカンノーロは香ばしいパイ生地にクリームが入り、ドレンチェリーがトッピングされています。
甘いのに食べやすくてとても美味しい!これはマフィアも虜になることでしょう。

これはふたつなので「カンノーリ」

父である所以

ちょっと脱線してしまいました…映画の内容に触れていきましょう。

映画のタイトルにもなっている「ゴッドファーザー」は、キリスト教の主にカトリックで伝わる習わしからきています。
本作に登場するヴィトー・コルレオーネは、まさに父と崇められる対象だったのでしょう。

マフィアと言うと、薄暗いイメージが大きいかもしれません。
ですが、ドン・コルレオーネは家族を守り、街の人を守り、愛には愛を返す「民の父親」なのです。

さらに私が大好きなのが、カルメラ・コルレオーネ。ヴィトーの奥さんであり、コルレオーネファミリーの偉大な母です。
私はシリーズを通して、カルメラが一番強くて包容力のある人だと思います。
みんなママンには勝てない!

ヴィトーの誕生日に出てくるでっかい平たいケーキは美味しいのだろうか…

あらすじ

PartⅠからⅢの内容は正確な時系列にはなっていません。

PartⅠはドン・コルレオーネ、つまりゴッドファーザーがヴィトーから息子のマイケルに引き継がれる過程を描いています。

次いでPartⅡでは、Ⅰの続きの展開とは別軸で、ヴィトーの若かりし姿が登場します。こちらは同時進行で二つの時代を追っていく内容です。

最後にPartⅢで、時期ボスとなるヴィンセントについて、そしてマイケルの晩年が物語られます。作品のナンバリングとしては3つめですが、これはPartⅡの後日談という位置づけのようです。

Ⅱでヴィトーの青年時代を演じたロバート・デ・ニーロがめちゃくちゃ格好いい…と、ミーハーな部分は置いておきまして。
(ちなみに私はトム・ヘイゲンを演じたロバート・デュバルが好き。)

正直、一度見ただけですべてを理解するのはとても難しい映画です。
時代背景や人々の相関図、変わっていく思惑や利害関係など、頭がパンクしそうなほど情報が詰まっています。

それでもワクワクが途切れずに見ることができるのは、映像の見せ方やキャラクターの作り込みの素晴らしさがあるからです。

ハラハラドキドキする展開が好きな方、家族映画が好きな方、そしてイカした格好いいマフィアが好きな方、必見の映画です。
(当然ながら、ショッキングなシーンも多少ながらあります!苦手な方はご注意!)

最後に

映画の内容にも触れようかと思いましたが、どう頑張ってもネタバレになってしまう…と断念しました。
ストーリーはぜひ皆様の目でお確かめください。

休日は美味しいお菓子と楽しい映画で決まり!

最後までご覧いただきありがとうございます。
それではまた~。

Author
東谷 アズマヤ
好きなものには実直に!気になるものには一直線!色んな知識や発見を食べて成長することに毎日命を燃やしています。それぞれの持つ「色」をそのままに、クロコで働く楽しさをお伝えします。